スクエアダンスとは?

スクエアダンスはカントリー&ウェスタンの音楽にのって4カップル、8人が一組(1セット)となって踊る歩くことが中心のダンスです。


アメリカの西部開拓時代に産まれ、音楽に合わせて軽快に歩きながら踊ります。現在はカントリー&ウェスタンだけでなくアメリカンポップスなどのも使われます。
踊り方はコーラーと言われる人が即興で動作を指示し、ダンサーは指示通りに音楽に合わせて踊り、パズル的な頭を使う面白さもあります。

4カップルが内側を向き、向かい会います(1セットと言います)。踊り方は決まったステップは有りません。コーラーと言われる人が音楽にのり、英語で動作を指示します。ダンサーはコーラーの指示通りに音楽に合わせて、8人で形態を変化させながら歩いて踊ります

スクエアダンスの魅力は?

  • 体調に合わせて無理なく踊ることにより、身体的にも、精神的にも、社会的にも健康になることができます。
    認知症の予防効果等も認められています。
  • 礼儀正しく、思いやり、友情を基本とするスポーツである SD を通じて、新しい友人、仲間、パートナーを見つけ、
    繋がりを広げることができます。
  • 各人の希望と都合に応じて、時間を大切にしつつ継続することにより、上達する楽しみと喜びが生まれます。
  • マナーを守りながら、耳を傾け、互いに協力することにより、自ずと笑顔が生まれ、幸せを感じるようになります。

スクエアダンスは、音楽に合わせて歩くことを基本に、ダンサーとコーラーが共鳴しあって踊ることにより、楽しさと爽快さを共有できるスポーツです。競い合うのではなく、みんなが協力し支え合うことにより、踊った後の達成感と連帯感を味わうことができます。

スクウェアダンスの面白さは?

基本動作(コール)は決められているが、その動作(コール)の順序が決められていないことにある。動作(コール)の順序は、コーラーがコールのたびに指示するものであり、あらかじめ決められてはいないので、ダンサーは毎回違ったダンスを期待することができる。コーラーは動作(コール)の組み合わせ方を工夫して、スムーズかつ意外性のある動きを作り出すことによって、ダンサーを楽しませる。

スクエアダンスはどこの国で踊れますか?

アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スウェ一デン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、韓国、日本などで踊られています。本場アメリカでは多くの愛好者がいます。日本は全国で472団体、14,163人(平成21年4月現在)の愛好者がいます。

スクエアダンスの起源は?

17世紀初期にヨーロッパからアメリカに移住した人々が自国のコントラダンスやカドリールを変化させてスクエアダンスを作り上げたのが元祖と言われています。戦後約10年の間に古い伝統的なスクエアダンスから現在踊られている意外性と都会的センスを加味したモダン・スクエアダンスに改良されて来ました。

日本におけるスクエアダンスの歴史は?

第二次大戦後の連合軍占領下時代に、一般国民の意識改革と親米を図るためにGHQに設けられた民間情報教育局(CIE)の教官として、1946年6月長崎に赴任したウィンフィールド・ニブロ氏が主導し日本統治戦略の一手段として普及に努めた。長崎県佐世保市のハウステンボスにはニブロの記念碑があり、「ウィンフィールド・P・ニブロ記念/佐世保ハウステンボス・フォークダンスフェスティバル」が開催されたこともある。

日本の各地にクラブがありスクウェアダンスが踊られている。そのうちメインストリームプログラムを中心して踊っているクラブが集まり、各都道府県別に連絡協議会を設けパーティーの日程調整や相互交流を図っている。さらにスクウェアダンスの普及振興を目的として日本スクエアダンス協会(通称:S協)があり、社団法人日本フォークダンス連盟 と連携し活動している。

日本ではコーラー、ダンサーの服装は基本的にウェスタンとなる。男性は切り返しの付いたウェスタンシャツに金属の襟飾りやスカーフを使用し、女性はパニエとパラシュートスカートが多い。チャレンジプログラムのパーティーでは服装を自由としているものが多い。

費用はどのくらいかかりますか?

協会費や各クラブの会費など月に1,000円~2,000円程度(クラブによって違いますが……)

あまりお金のかからない趣味です。

一般社団法人 日本スクエアダンス協会とは?

スクエアダンスの普及振興を通じ、広く国民及び地域の生涯スポーツ・レクリエーション活動の充実を図り、もって国民の生涯にわたる健康で豊かな生活の実現に寄与することを目的とします。
一般社団法人 スクエアダンス協会 愛好者で構成する非営利団体が運営しています。